先日、千葉ポートアリーナで行われたサスーンヘアカットコンテスト&ヘアショーにスタッフ数人で見学に行って来ました。
私が通っていた美容学校は、サスーンカットの勉強に力を入れていて、学生時代に私もこの大会に出場しました。クレアトゥールには私が通っていた美容学校の出身スタッフが多くいます。皆でこの大会に向けて、毎年、母校の後輩たちに幾度かサスーンカットを教えに行っていて、出場する後輩たちの応援も兼ねての見学でした。
会場に着くと全国から集まった美容学生達が少し緊張した様子で準備を始めているところでした。
スタートのカウントダウンが始まる頃には、見ている私たちまでちょっと緊張してしまうような空気が流れていましたが、いざ始まってみるとみんな素早く手を動かしてそれぞれが思い描くスタイルへとモデルさんを作り上げていました。
今回の大会ではウィッグではなくモデルさんを使って作品を作るので、ヘアスタイル、似合い性、衣装などトータルを見て審査が行われます。個性が全面に出るものなので、見ている私たちは終了時間に近づくにつれ、わくわくが募っていくばかりでした。
競技時間が終わり審査が始まりました。審査員はロンドンからサスーンのインターナショナルデザイナーであるマーク・ヘイズさんを始め数々の成績を納めてきた方達がじっくり真剣に審査していきます。
私たちが想像出来ないような角度から見たり、鏡を使って見たり、出場者達は審査中も気が抜けない様でした。
この大会では学生の競技、美容師の競技が終わるとヘアセミナー&ショーが開催されるのですが、私たちは後輩の応援と共に、毎年このヘアショーも楽しみに観に来たと言っても過言ではないくらい素敵なショーが毎年開かれます。
目の前でマーク・ヘイズさんやクリエイティブチームの方々のカットやカラーリングがデモンストレーションされ、一瞬たりとも見逃さないように瞬きも忘れて見入ってしまいました。
今回はサスーンの醍醐味であるヘアスタイルと、今年からファッションとの融合をした第1歩となるショーだったのでいつもとはちょっと雰囲気の違う内容で、モデルさんが沢山出てきてどれも心から感動するものでした。
ショーが終わるとコンテストの結果発表になるのですが、今年は残念ながら母校の後輩たちは入賞できませんでした。しかし、本当にどれも素敵な作品で私たちも頑張ろうと思わせてくれるものでした。
松浦